和噺

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ガイアの噺

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        和噺   
                         R1/12/09
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おはようございます。僕です。月曜日ですね。月曜日って、やっぱり大半の人にとって憂鬱なんでしょうか。月曜日は自殺者が増えるとか言うし。仕事で死んじゃうとか、馬鹿らしいですね。食べ物も、空き家も、溢れるほどあるというのに。衣食住のような物理的充足よりも、精神的充足(不足)により人間は死んでしまうし、また、生きられもするということでしょうが。
 
僕はよく「人間は、集団で生きる社会的な動物だ」と言っています。で、「個人」というものを、あまり良くない概念だと思っています。個人の責任、個人で納税、個人で自立。みんな、よろしくない概念だなと思っています。最近、そういう関連で夢想しているのが、人体における細胞の役割分担と、人間社会における、個人(個体)の役割分担が、似ているところがあるんじゃないかな、ということです。
 
人体の細胞は、まぁ人体じゃなくても犬でも猫でもコモドオオトカゲでもいいんですけど、同じDNAを持っていながら、それぞれの役割が違うわけです。皮膚になって外部から内部を守る細胞もあるし、心臓のように休みなく働く筋肉もあるし、いざという時のため(火事場の馬鹿力)に普段は休んでいる筋肉細胞もいる。様々な役割を持った細胞が連携して、一つの生命体を作り上げている。
 
人間集団も、そのような役割分担があるのだろうと思うのです。集団の意思疎通が限りなく取れている場合、つまり、一つの生命体のように繋がっている場合、人間の力はものすごく大きくなると思う。もちろん、現代社会は、そうではないです。各自が独立した、自立した個体であることを求められている。全体での中の役割なんてのは考えずに、とにかく個体の細胞同士が競争を行なっているような状態。
 
現代世界を、大きな人間集団と考えたときに、そこに流れ込むエネルギーが「お金」です。生命体も、環境や時代により必要な行動が変わるように、大きな人間集団である「世界」も、その都度、最も注力すべき場所は変わるからです。
 
例えば、人間が走るときは、筋肉にエネルギーを集中させますよね。だけど寝ているときは、造血細胞とか、成長するものにエネルギーを集中させる。あ、この辺は適当に言っていますので、例え話ですから。実際にそうなのか、どうかは、知りませんけれども。つまり、その時、何が必要かによって、エネルギーを集中させる場所が変わるわけです。
 
人間集団を大きな生命に例えれば、その時、人類にとって必要なことに、お金というエネルギーが集まってくる、と考えられる。スマホによって人類がコミュニケーションをとることは、人類全体にとって良いことだから、アップルやフェイスブックにお金というエネルギーが集中する。GAFAは、神経細胞みたいなものですね。インターネットは人類の神経細胞。それぞれが孤立していた細胞を結びつける役割を担っている。
 
ああ、そう考えると、今までの本能に頼っていた「百数十人」という集団レベルから、今、人類は全体で一つの生命体になろうとしている感じなのかもしれない。すげースピリチュアルぽい例え方で、小っ恥ずかしいですけれども。でも、それが最も分かりやすい感じだと思う。だけど、そこで気をつけなきゃいけないのは、今、使われていない細胞には価値が無い、と思われてしまうということです。
 
いざという時のための筋肉細胞は、一生使われなくても、それはそれでいいんですよ。いざという時が来なかったというだけなんですから。だけど、その使わない筋肉細胞にも、きちんと生きられるだけの栄養は補給して、生命は成り立っているんです。それを、一細胞だけを見て、これは役に立っていないと判断するのは、全体像が見えていない。
 
現代社会で、個人の自立を求めたり、個人として生きていこうとするのは、このような、いざという時の細胞に栄養を補給せずに、壊死させているようなものです。まぁ、ベーシックインカムみたいなのがいいと思いますけれどもね。それが全体の利益にもなる。あと、みんなが自立するっていうのは、みんなが脳細胞になろうとするようなものなんです。皮膚細胞にまで、脳細胞的に考え自立することを強制する。よろしくないですね。
 
世界を生命体という、ガイア説っぽい話ですが。今、神経細胞が出来ているところです。アポトーシスによって潰れる会社もあり、適切な神経網が整備され、その神経細胞は個々のスマホという、目や耳に当たる感覚器に接続されており。次は、外部から守る皮膚細胞とか、筋肉細胞とか、そういうものが出来ていくのかな。自分が、人類全体の中では、何細胞に当たるかとか、考えてみると面白いかも。皮膚細胞が脳細胞を目指さなくて良くなるかもしれないしね。また明日。チャオ!
 
──【おまけのはなし】────────
 
昨日、バーベキューで、新しいモンゴル人の知り合いが出来たんだけど。彼は、自分はモンゴル国籍だけど、カザフ人だ、と。カザフ語を話すカザックだ、と。モンゴル・カザフスタン・中国(ウイグル)・ロシアの国境あたりの町の出身。
 
で、町のモンゴル相撲チャンピオンだったんだって。ちょっと組んでみたけど、勝てる気がしない。太っていないんだけど、筋肉の塊みたいなボディ。夏に、この田舎町では相撲大会があるから、来年、出てみればと誘っておきました。モンゴル旋風が四国にも吹くかな。
 
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