和噺

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ポツンと一軒家の噺

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        和噺   
                         R1/11/03
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おはようございます。僕です。田舎暮らしの話をしましょうか。何で今さらと大半の方は思うでしょうが、昨日言ったように、NoteとかカクヨムとかLINEノベルにも載せはじめたじゃないですか。だから、とりあえず根本のところを改めて話しておこうと思うんですよ。和田アキ子だって「あの鐘を鳴らすのはあなた」ばかり歌うじゃないですか。そういう感じだと思ってください。良い話は何度書いても良いものです。まぁ、おじいちゃん、また同じ話をしてるわ、と、孫目線で読んでくだされば良いのです。
 
そうだ、その前に年齢を言っておきますが。721歳です。世間的には40歳ってことで通していますが、本当は721歳です。まぁ、このあたりも繰り返しの話になってしまいますが、僕は、我が子が物心ついた頃から721歳と言っているんですよ。いや、違うな。710歳ぐらいから始めて、10年ぐらい経って、今年、721歳になったところです。
 
理由を言えば、これは深イイ話みたいなことになっちゃうんですが。僕の父親は42歳で病気で死んだんですけど。で、周りの人が言うわけですよ。若いのに可哀想、みたいな。子供心にも、そう思ったわけですよ。で、僕もいつ死ぬか分からないじゃないですか。1分後に3センチぐらいの隕石が脳髄を直撃するかもしれないじゃないですか。で、そうなった時に、我が子に「ま、721歳だから十分生きたよね」と思わせようと思って、721歳ってことにしたんですよ。っていう理由が1割。残り9割は、単に面白そうじゃね?って理由です。
 
しかし、さすがに子供も小学生になると、どうも父親は721歳じゃないんじゃないか、みたいなことを思っているぽいです。僕の祖母が92歳ですからね。計算が合わない。祖母(ひいばあちゃん)が92歳っていうのは、子供に言っちゃってますからね。その辺のツメが甘かったです。皆さんも、僕の事例を参考にして、年齢詐称するときは直系親族までも巻き込んでやらないと、おかしなことになりますからね。注意してくださいね。
 
田舎暮らしの話をすると言いつつ、さっそく年齢詐称の話からですよ。まぁこんな感じです。書こうと思ったことと違うことが画面上に現れるんですよ。たぶんMacBookにそういうウイルスが侵入しているんだと思いますけど。
 
で、田舎暮らし。「ポツンと一軒家」のおかげで、ああいう感じのところに住んでいると言えば、皆さん分かっていただけると思いますが。あんな感じです。敷地は10ヘクタールぐらい。山の斜面の土地です。そのうち8割ぐらいは森林で、2割ぐらいが棚田の跡地です。40年ぐらい前まで棚田で、そのあとは牛の放牧地として長年使われていたところを買い取って、家を建てて住んでいます。
 
なんでそんなところに?と思われるでしょうから言いますが、きっかけは健康問題ですね。家族の者に、アトピーやら喘息があって、東京に住んでいた時は具合が悪かった。で、空気と水のキレイなところに行こう、という理由です。で、どうせなら、隣近所のいないところで「ここ全部、うちの敷地!」みたいな方が楽しいじゃないですか。で、土地を探して、イイところを見つけたので、買いました。放牧場の牛は追い出しましたよ。20頭ぐらい、いましたけどね。
 
まぁ、その辺の具体的な顛末は、そのうち話すと思いますが。今日は田舎暮らし全般のハウツー的なことを語りますよ。具体例を述べるのも良いですが、基本的に、人の役に立つのは抽象化した法則ですから。つまり、どうしたら「ポツンと一軒家」に住めるのか。そういうテーマで語ります。現在、あなたが東京に住んでいるとしましょう。で、田舎になんのツテも無い。そこから、ポツンと一軒家に住むまでの話です。
 
まず、旅をしましょう。いろんな田舎に行ってみましょう。この時点では「ポツンと」ほどの山奥でなくて構いません。コンビニや郵便局があるレベルの田舎です。ポイントになるのは、風景とか気候とか県民性です。そこで、バチっと来るところを探しましょう。直感に響くところです。あ、ここの風景は心地いいな、とか、気持ちいいな、とか、人々が暖かいなとか、そう感じられるところですね。100箇所ぐらい見て回りましょう。
 
田舎に旅行に行く前に、町役場とか村役場に連絡して「移住を検討しているので、案内してください」とか相談しましょう。地域に移住促進のNPOでもあったら、そんなところにも相談しましょう。で、いろいろとお世話になりましょう。宿泊施設が無くても、公民館とかに泊まらせてくれるとこも結構あります。地元の人と話す機会があったら、積極的に話しましょう。100箇所ぐらい回ったら、どこかはビビっと来ます。どこもビビッと来なくて、やっぱり田舎は嫌だなと思ったら、普通に港区とかに住みましょう。それもまた良し、人生です。
 
話をそらすけど「ポツンと」系の家にも、色々なレベルがあります。「都会」といっても八王子から港区まであるようなものです。で、山奥の土地といっても、基本的に、スーパーや郵便局や学校まで、車で20分ぐらいで行けるところにしましょう。時々「徒歩のみで40分」みたいなハイレベルの「ポツン」に住んでいる人もいますが、これはヤバイです。無理です。超上級者コースです。車で20分ぐらいなら、無理なく通える距離なので、せめてそのぐらいに収めましょう。そのぐらいでも、十分、山奥に入ります。
 
で、どこかビビッと来る田舎町を見つけたとしたら、そこに家を借りて住みましょう。二段階移住、というやつですね。まず最初は、そこそこの町に住んでおいて、人間関係を作りながら、もっと山奥の土地を探していこうという段取りです。あ、不動産屋とか無いですよ。山の売買、土地の売買は、個人間の取引ですから。ネットに載っている山の売り情報なんてのは、ろくなもんじゃないので買わないほうがいいです。基本的に、めちゃめちゃ高いと思って間違いないです。あと、良い土地かどうかも分からない。
 
実際に田舎に住んでみて、人付き合いを良くしていけば、自然と話が舞い込んできます。会う人に「山奥に住みたいんですよー。なんか、素敵な川があって、日当たりが良くて、そんなところに家を建てて住みたいんですよー」って言っていれば、話が広がって、どっからか「じゃ、ここはどうだい?」みたいな話が来ます。それと並行して、自分でも探します。僕が探していた時はグーグルアースがなかったから25000分の1の地形図を使って探したけど、今ならグーグルアースは便利ですね。
 
25000分の1の地形図は、役場で買えます。500円ぐらいです。地形図の良いところは、人家が載っているんですよ。あと、標高線を見れば、山のなだらかさも分かるので、いい感じの土地の目星がつけやすいです。地形図とグーグルアースを併用して、良い土地を探していきましょう。あと、さっき言ったように、人づての話が来るように、人間関係を作りまくる。
 
で、また同じことですよ。山奥の土地を100箇所ぐらい見ましょう。で、ビビッと来るところを見つけましょう。そしたら、そこの土地を買うように頑張りましょう。土地の登記簿を閲覧して、地主が分かったら、連絡を取って「買いたいです」と言ったら、売ってくれるんじゃないでしょうか。もちろん最初は断られると思いますけど、まぁ、この辺も、じっくり話をして、お互いを知り合って、しつこく言っていれば売ってくれますよ。そもそも使っていない土地ですから。
 
山の単価とかは土地によって違うと思うので、その辺も近所の人にしっかりと聞いて、適切な価格で買いましょう。安くもなく、高くもなく、適切な価格です。買い叩けば良いというものじゃない。その後の人間関係もありますからね。逆に、ボラれてもいけません。その辺が、ほんと、土地によって違うから難しいけれども。具体例を言えば、我が家の周りなら、1ヘクタールで10万〜100万円です。これは、その土地の傾斜や、生えている木や、場所によって変わってきますが、まぁそのぐらいの範囲です。
 
さて。そうやって土地を買いました。道があればラッキーですが、なければ、道を作ります。そういう時も、移住した先で人間関係を作っていれば、ユンボを持っている個人のおっさんが、やってくれたりします。道を作るのも、家を作るのも、きちんとした会社に頼むと高いです。「知り合いのおじさん」に頼むのが、一番良いです。家も、大工のおじさんと知り合えば、細かいこと(建築基準法とか)は気にせず建ててくれたりしますからね。あまり大きな声では言えないけど。
 
予算で言えば、土地の取得に100万円から500万円、また、家を建てるのに300万円から1000万円、というぐらいの幅でしょうか。つまり、500万円ぐらいあれば、山奥にポツンと一軒家を建てて住むことは可能です。これは一応、家族で快適な家に住むというレベルの話ですよ。男が身一つで住みたきゃ、0円でも出来るでしょうけど。どこか山奥の廃屋を見つけて、家主に話をして、年間家賃1万円とかで住まわせてもらえばいいですよ。雨風はしのげる、というレベルです。
 
ま、そんな感じで僕は「ポツンと」に住んでいます。テレビが来てもおかしくはないと思っていますが、逆に、来なくてもおかしくない。というのは、そんな家、山ほどありますから。「ポツンと」は、全然、珍しくないですよ。うちの近所でも10軒ぐらいは思いつきますから。日本全国で言えば、何千、何万軒、あるだろうかと思う。
 
よく、寂しくないのかと言われますが、全然。いや、逆に聞きたいけど、アパートの隣に知らない人が住んでいることで「寂しくない」とか思えるのか、と。親しい友達とか、親戚が住んでいるのなら、分かりますけどね。見ず知らずの他人に囲まれていて「寂しくない」とかいうのは、ちょっと心が病んでますよね。カウンセリングとか受けたほうがいいですよ。
 
あと、山奥暮らしはすげー忙しいです。単純に、敷地の管理、つまり草刈りだとか、水源の手入れだとか、道の維持管理とか、そういうことをやるだけで大変。インフラを全て自分で管理している感じですから。暮らすのに楽なのは都会の方が楽ですよ。「楽しい」かどうかは、人それぞれだと思うけど。
 
最後に。よその集落はともかく、うちの集落なら山とか土地は案内できますので、山奥に住みたい人は連絡くだされば、良いところを売りつけますよ。ネットの山情報を信用しないようにとか言っておきながら、自分からは発信しちゃいますが。500万も持ってくれば、ポツンとを用意します。そんな感じ。また明日。チャオ!
 
──【おまけのはなし】────────
 
運動会に行ってきましょう。お昼ごはんは、ガスコンロを持っていって焼きそばを作る予定。焼きそばは、外国人にも超、受けが良いです。ソース味にハズレなし!
 
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