和噺

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君の名はの噺

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        和噺   
                         R1/10/27
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こんばんは。僕です。なぜこんばんは、かと言うと、昨日の夜に書いているからです。今日、っていうか明日ですが、朝から消防団避難訓練に行かなきゃいけないので、今晩書いています。ということで、こんばんは。僕です。みなさん元気ですか。夜中に書くと変なテンションになりやしないかと、今から心配の僕です。
 
つい先ほどまで、子供のリクエストで映画『君の名は』を見ていたところです。前にも一度、見ているから2回目なんだけど、まぁ面白いですよ。2回目なのに、普通に最後まで見ちゃうほどに面白いです。なかなか最後まで見ようと思う映画って、少ないからね。最後まで見たということは、もうその時点で、僕の基準では、かなり面白いってことです。
 
なんか不思議なもので、つまらない映画って最初の1分ぐらいで分かりますよね。最初の1分で、あれ、これつまらないなと思った映画が、面白かった試しが無い。逆に、最初はすごい面白かったけど、あれ勢いが失われていくねぇ、みたいなのは、ありますけど。僕は、今までたぶん1000本以上の映画を観ていますが、自分の中でのそういう法則を発見してからは、最初の1分がつまらなければ、もう見ないーーとは言いすぎですが、一応16倍速で字幕を追いながら見る感じにしています。
 
という感じで映画を観ている僕ですが、本当に『君の名は』は面白いですよ。タイミングの取り方が良いですね。生理的に「来る」タイミングで、バチっと来ます。その辺がうまいね、と思った。テクニシャンだね。ツボを抑える名人だね。聴覚と視覚で、緩急をつけて快楽を刺激してくる、そんな映画です。快楽映画ですよ。音楽でノリノリになる快楽に通じるものがある。
 
いわば、長めのミュージックビデオですよ。新海誠監督の『秒速5センチメートル』は、まごうことなきミュージックビデオですが、『君の名は』はRADWIMPSのアルバムのミュージックビデオ。別に批判じゃなくて、面白いからいいんですよ。ストーリーとかを理性に訴えるよりも、体感的な快楽を訴えかけるという点で、ミュージックビデオだな、という感想を持ちました。
 
比較するもんでもないでしょうが比較すると、宮崎駿映画は、ミュージックビデオではないです。あれは、言葉では説明のできない概念を伝えようとする所業。バリバリの思想がありますよね。思想映画です。『君の名は』には、全く思想が無い。だから、ほとんどの人にとって面白いのだと思います。
 
ということで、そんなノリで今日は映画の話でもしましょうか。思いつくままに行きますよ。アカデミー賞とか取りまくったミュージカル『ララランド』。音楽、超いいね。開始から5分ぐらいのオープニングダンスは、これはすごいです。今まで観た全ての映画のダンスシーンで、ベストです。さらにノーカットでしょう、あれ。すごいですよ。どうやって撮ってるのか知りたくて、20回ぐらいは観ていますよ、オープニングを。YouTubeにオープニング部分がありましたので、ご紹介。これです。
 
で、ララランド。最初の方で、女の子4人が踊るシーン、あれもいいね。だいたい、主題が「映画スターを夢見る若者」なんだから、そりゃオハコ中のオハコだよね。ドライヤーで前髪ブワッとやるところとか、痺れるよね。ミュージカルってアメリカ文化だな、と思います。ああいうのを劇団四季とかがコピーしても、歌舞伎を西洋人がやるみたいなもので、まぁ間抜けだなとしか思いませんが。なんか、定期的に凄まじいミュージカルを送り込んでくるイメージがあるよね、ハリウッドって。
 
で、ララランド。全体的に言えば、つまらないですよ。あれ、ここまで褒めておいてつまらないとか言う?と思うでしょうが、つまらないです。嫌な話です。なんでストレートに、くっ付いたことにしないかね? こういうのは細かい思想とか、ひねくれたこととか要らないんですよ。素直に、世界最高峰の音楽とダンスで、ベタなラブストーリーを彩ってくれればいいんですよ。なのに余計な、ひねくれたストーリーを入れるから、嫌な感じになる。新海誠さんのベタさを見習って欲しいですよ。
 
その点、胸を張ってオススメできるミュージカル映画は、マンマミーア。最近の続編はダメですよ。最初の10分ぐらいを観て、こいつはダメだと思ったから、全編観たわけじゃないですけども、絶対、面白くないでしょう。オススメなのは、本家の10年ぐらい前のマンマミーアです。こいつは面白い。ララランドみたいな、ひねくれも無く。素直な明るいエンタメでよろしいです。下ネタの感覚は、日本人的には受け入れられないところは、あるけれども、そこは目をつむります。
 
僕がマンマミーアで一番好きな曲は、海岸でケバいおばちゃんが、黒人の若者のアプローチを足蹴にするやつね。最高だね。その部分だけ20回ぐらい観ています。先ほど言ったように、ちょっと下ネタの受け付けないところはあるけど(ブロウジョブかと思わせてタオルをふんどし巻きにするシーン)、それを差っ引いても、楽しくてウキウキするようなナンバーですね。
 
ドドンと時代をさかのぼれば、フレッドアステアのダンスは、一度は観てみたらいいですよ。映画はなんでもいいですよ。この人、踊りが超うまいな、と思いますよ。品がある。神が30%ぐらいの力で踊っている感じ。なにこの人のダンスパワーの底知れなさは、という感じがします。映画じゃないけど、YouTubeにあったから、見てみて。こんなの。
 
雨に唄えば」なんかも楽しいですね。観たら最後、雨の日に傘をささず、電灯によじ登ってぐるぐるしちゃいます。昔の映画だけあって、基本的にタルいですが、まぁ教養と思って見てみたらいいんじゃないでしょうか。歌、口ずさんじゃいますよ。Just sing in the rain♪って。「王様と私」「オリバー」あたりも、曲が素敵で楽しいです。これらも教養枠ですが、教養にしては楽しい教養です。
 
インド映画は・・・あれをミュージカルと言っていいのかどうかは不明ですが、「ムトゥ」は超面白い。「ロボット」も観たけど、なんかほんと凄いねインドは、という感想が99%ですね。文化の違いがすごい。歌舞伎とドリフとミュージカルと萌えアニメをミックスしたような独自の文化ですよ。いつかインドで、インド人に混じって、映画館でインド映画を観てみたいね。ポップコーンもカレー味なんでしょうね。
 
まぁ、そもそも何故、子供が「君の名は」を観たいと言い出したかというと、先日、イオンで「君の名は」のDVDを買ってとせがまれたんですが、4000円もする。アホかと。お前、これはレンタルビデオだったら100円だぞ、と。ダウンロードレンタルでも500円で観れるんだぞ、と。DVDはディープなファンしか買うものじゃないんだぞ、というのを、懇々と諭したのがきっかけです。
 
で、家に帰って、ほらみろアマゾンで500円でレンタルできるじゃねぇか、と。なので一緒にそれを観たという次第です。でも、もし僕が「入れ替わってるぅ!?」の立場だったら、ノートにありったけの情報を書き込むから(あと、速攻で自分がいるはずの土地に行く)、一瞬で話が終わってしまうよね、道理で入れ替わらないわけだ、と思いました。物語の主人公になるのも難しいものだね。また明日! チャオ!
 
──【NEWS PICKUP】────────
 
ビットコイン量子コンピューターで爆下げしたと思ったら、中国発言で爆上げ。なんやねん。てか、中国がそのタイミングで、すげー儲けたんじゃないの、こういうのって。インサイダーもクソもありませんからね。自分の動きで相場を上下できるやつには、何をしたって叶わないですよ。ちなみに、僕は仮想通貨とかは全く保有していないですよ。
 
──【おまけのはなし】────────
 
「君の名は」の愚痴、というか、どうしても指摘しておきたいところ。入れ替わった三葉(中身は瀧)が、友達と一緒に手作りカフェみたいなのを作るシーン。丸太をのこぎりで切っていますけど、不可能だから。切れないから。丸太を縦に切ってテープルみたいなの作ってましたけど、切れるわけない。ま、テッシーがチェーンソーを持ち出したんでしょうかね。あと、瀧くんって、最後まで苗字だと思っていた。ピエール瀧のせいだと思う。っていうか、下の名前が「瀧」って、どんな親やねん。
 
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