和噺

まぐまぐで配信中のメルマガ「和噺」の過去ログです

道の噺

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
        和噺   
                         R1/10/25
───────────────────
 
こんにちは。僕です。久しぶりに1日で2本、メルマガを書きますよ。今日、っていうか明日ですけど、朝から予定があってメルマガを書く時間がないので、今日、っていうか昨日ですけど、2本書いています。皆さん、元気ですか。元気がない時は、美味しいものを食べると良いですよ。
 
道について。
 
我が家に至る道路というのは、僕が山奥の土地を買った時には、ありませんでした。ま、車で行けないこともないけど、というぐらいの道。基本、歩くオンリー。その道をユンボで広げて、一応、普通車が通れるぐらいにして、家を建てたのです。
 
普通、家を建てる現場には、でっかいトラックとか、クレーン車とか、ミキサー車とかが来るわけですが、そういうのが来れないのですよ。基本、軽トラしか入らないのです。ボトルシップってあるでしょう、ウィスキーの空き瓶の中でプラモデル作るやつ。ああいう感じ。細い道というボトルネックがあって、その先で家を建てましたから。まぁ、その辺の苦労話は色々ありますから、そのうち書きますわ。
 
で、道です。我が家から最寄りの舗装道までは200メートルぐらい、あるのです。舗装道といっても、国道とか町道とかじゃないですよ。部落道という、集落の人たちが自分で勝手に作っている道です。だからグーグルマップにも載っていません。我が家をグーグルマップで表示すると、周りに何も無いですから。ただの白い画面ですから。最寄りの道(グーグルが把握しているやつ)は、谷の反対側の県道なので、下手をするとそこに誘導されます。「最寄りに着きました」とか言って。
 
まぁ、200メートル先まで部落道の舗装(コンクリ)が来ているのですが、我が家からそこまでは、土の道です。砕石という砂利ぽいやつを敷きはしましたが、年月とともに、沈んでいくんですよ。車で走っていると、わだちの部分が凹んでいくんですわ。砕石も土に埋まっていって、あまりに凹みがひどくなると、そこにまた砕石を入れる。半年に1回ぐらいのペースで、軽トラ一杯分の砕石を撒いて、補修していたという感じです。
 
これがまた、雨の日は削れるんですよ。掘れてしまう。掘れてまうやろ〜、ですよ。チャンカワイですよ。懐かしいですね。住み始めた当初は、特に出かける用事もなかったから、1週間に1度、買い物に行くぐらいなので、そこまで道も痛まなかったのですが。子供が学校に通い始めると、最低でも1日、2往復するわけですよ。送り迎えで。いや、ガンガン掘れていくんですよ。子供が学校に通い始めて半年ぐらいして、こりゃやべえ、補修が追いつかないぞ、となりました。
 
しょうがねぇ、コンクリを敷くか、と。年貢の納め時、とでも言いましょうか。そろそろいい加減、舗装しないと無理だよね。道が掘れて掘れて、補修が追いつかなくなってくるよね、となりました。
 
さぁ。200メートルの道を舗装します。といっても、知り合いの左官屋さんに丸投げするんですけどね。道の舗装とか、コンクリ関係の仕事は、基本的に左官屋さんの守備範囲です。個人の左官屋さんに「やって」って言って、話を通してもらうのが、一番早いです。ちなみに、ペンキ塗りみたいなのも、左官屋さんの守備範囲。
 
で、近くのコンクリ工場から、コンクリを配達してもらいます。ミキサー車って、普通は4トン車なんですが、4トンは我が家に入りません。そういう時は、近場で4トンは停車してもらって、軽トラに流し込んで運ぶ、みたいな方法が主流ですが。その時は運よく、2トンのミキサー車というのがあったので、こいつに来てもらいました。2トンのミキサー車をバックで入れて(道幅ギリギリ)、ドロドロっと流して、左官屋さんと手伝いの人(僕も含む)が均していく。そういう作業。
 
下に砕石は敷かず、コンクリも普通より薄めです。厚くすると、お金がかかるしね(公的な道には基準があるけど、私道なので無視です)。そんなに重い車が通るわけでもないので、薄くて十分です。5、6センチぐらいかな。下に砕石も敷いていません。コンクリを流す前に、ユンボで軽く道を削って、その上に直接、流し込むという、かなり原始的な方法です。
 
さ、そんな感じで200メートル。3日ぐらいかかったかな。クイズ! かかったお金は、おいくら万円でしょうか! 正解は、約100万円。2メートルで1万円。ま、そんなもんかと言えば、そんなもんかもしれませんが。コンクリ代が90万、人件費が10万、って感じですね。
 
一応、お得情報を教えておきます。皆さんも、そのうち、コンクリで道を作りたいな、と思う時、あるでしょうからね。いかにコンクリ代を安くするか、が、ポイントなのですが。「消費期限が切れたコンクリ」を入れてもらうという裏技があります。
 
コンクリって、練って何分以内に施工しなきゃいけない、みたいな決まりがあるんですよ。だから、どんな田舎町にも、コンクリ工場があるんです。じゃないと、道とか作るのに、コンクリを何分以内というタイムリミット以内で運べないから。だけど、時々、施工に間に合わなくって、捨てるしかない、みたいなコンクリが出現するんですよ。基準より強度不足になるからアウト、みたいなやつ。それをもらう。うちに捨ててくれ、っていう。この道に捨てて、って。それで施工する。
 
当然、表メニューじゃないですよ。裏も裏、闇メニューですよ。コンクリ業者と仲良くなったら、そんなこともあるって聞きました。もう一つ、お得情報。コンクリも、付き合いの長い業者とかには、安く売るんですよ。僕みたいな、一見さんの個人には、高く(定価)売るんですよ。ですから、業者の名義を借りちゃう。もしくは、業者にちょっとマージンを払って、コンクリだけ業者の名前で運んでもらって、施工はこっちでやる。そうすると、1割ぐらい安くなるかもね。かもね。そうかもね。好きになっちゃうかもね。
 
まぁ、そんな感じで数年前に、我が家からはコンクリートの上を通って、街に行けるようになったんですよ。ほんと快適! 舗装道っていいですね! 皆さんも、おうちの周りの未舗装道は、ぜひ舗装しましょうね。ではまた明日。チャオ!
 
──【NEWS PICKUP】────────
 
男子トイレにオムツ交換台をつけて
 
オムツ交換台が無い男子トイレって結構ありますよね。ま、僕はそういう場合でも、大便器の蓋を閉じて、その上で器用に替えていたりしたので、特に不都合を感じたことはありませんでしたが、まぁ、あった方がいいですよね。身障者用トイレは、ほとんど必ずあるから、男子トイレに無いと思ったら、とりあえず身障者用っていうのも一手ですよ。
 
──【BOOK REVIEW】────────
 
「トランプに学ぶ現状打破の鉄則」 橋下徹
 
維新の会の橋下さんの、トランプ大統領についての本。トランプはすごい!という内容です。面白かったですよ。政治の世界を知る橋下さんならではの視点、というか。実行力なくしては、理想ばかり語っていても意味がない。その点、トランプさんの実行力はすごい、という話です。
 
──【おまけのはなし】────────
 
グーグルが量子コンピューターで、普通のスパコンで1万年かかる計算を200秒で終わらせた、みたいなのがニュースになっていましたが。ふと思ったのは、その計算結果が正しいってのは、どうやって分かるのだろう。スパコンで1万年後に出た答えと同じだった、というなら分かるけど。それとも暗算で計算できる天才がグーグルにいるのか? 不思議。
 
──★バックナンバーはこちらから───
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━