和噺

まぐまぐで配信中のメルマガ「和噺」の過去ログです

物差しの噺

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        和噺   
                         R1/10/16
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おはようございます。僕です。寒いっすね。いや、なんか最近、そんなことばっかり言ってますけど、寒いですよ。冬が寒いのは温暖化のせい、みたいなのを聞いた気もしますが、なんかもう、そうなると全ては温暖化のせいになるんかいな、と思いますね。1月は正月で酒が飲めるぞ〜♪、って歌があるけど、そんな感じですよ。とにかく理由は温暖化。あ、これ、良い中七と下五が出来たんじゃない? 適当な上五を放り込んで川柳できますよ。大雪や とにかく理由は 温暖化、みたいな。うーん、イマイチだな。。。
 
メルマガの裏話をしますと、上記の文章ぐらいの長さになると、一度、改行を挟まないといけないんですよ。まぐまぐの場合は。256文字だっけかな、それ以上長い文章を改行無しで書くと「やりなおし」って言われて、配信できないんです。だから、そのぐらいで区切りをつけて書くようにしています。僕はEvernoteを使って書いていますが、その場合は、全画面表示にして3行ちょっと、っていうぐらいで、区切らないといけない。はい、もうちょっとですね。あと30文字ぐらいでしょうか。もうギリギリですよ。そろそろアウト。このぐらい。
 
っていう感じで、改行と空白行を入れています。自由に書いているようで、所詮はまぐまぐの手のひらの上ですわ。改行すらも自由に決められない。システムを生みだす者と、システムの内部で振る舞う者との差ですね。それもこれも温暖化のせいですよ。二酸化炭素が悪いんですよ。
 
さて。最近、ちょっと移住者の相談を受けましてね。個人情報なので、当然、ぼやかしまくって書くけれども、都会から田舎へ引っ越してきて、いろいろと、ご近所との関係がストレスだったり、借りた家も問題があったりして、その人はストレスフルだった。だけど、周りに相談しても「田舎なんてそんなもんだよ」とか言われるし、これってしょうがないんですかね、みたいな相談。
 
で、これは、田舎暮らしとかに限らず、すべてのことに言えるんですけれども。周りがどう思うとか、みんなそうだとかじゃなくて、あなたが不快なら不快なんです。まず、自分が感じていることが正しいのです。逆に、あなたがそれでいいと思っているのであれば、それでいいのです。
 
ご近所との関係がうまくいかない。田舎暮らしで、ご近所さんが結構、ズケズケと来る。それは、田舎では「普通」のことかもしれません。でも、普通であっても、あなたが不快だと感じるのであれば、それは不快であって、どうにか対処すべき事柄なんです。普通のことだから、そのままでいい、とはならない。そして、周りの人がそれを「普通」と感じている環境が嫌なのであれば、環境を変えないといけない。具体的には、どっか別のところに行けばいい。
 
何よりも、まず優先すべき物差しは、自分がどう感じるかということです。ま、これはレベルの問題であって、じゃあ周りのことを気にせず、勝手気ままに振る舞えばいいかっていうと、もちろん、そうではない。だけど、大方の日本人の場合、真面目ですから。どう転んでも勝手気ままになりませんから。周りを優先して、周りに合わせて、自分はストレスを抱えているという人の方が多いですから。だから、大抵の日本人の場合は、自分の物差しを優先した方がいいと思います。
 
だけど問題は、自分がどう感じているのか、何が良いのかってのも、分からなくなっちゃうことね。忙しかったりすると、特にそうです。本来の自分の物差しを見失うのです。自分が何を好きなのかも分からなくなる。で、昨日と同じことをするのが、一番、楽ですから。物理でも言うでしょう、等速直線運動にかかる力はゼロなんですよ。止まるのには力がいる。何かをやめることは、何かを始めることと、同じぐらいの力がいる。いくら忙しい毎日でも、ひどい生活でも、昨日と同じことをするのが、最も労力がかからない。
 
で、この「昨日と同じ毎日」は、大きく言えば、保育園や幼稚園から始まっています。朝8時から夕方5時まで、どこかに行って何かする、という生活リズム。これを大半の人は、物心ついた時から続けているわけです。なので、そのリズムと違う生活が、とても苦しい。定年退職になって何をしていいか分からない、というのは典型的ですが。フリーターやニートになって、そこで自己否定に至ってしまうのは、「止まる力」が足りないってことかな、と思います。自由に慣れていない、とも言えますが。
 
だって皆さん、「今日から1年間、自由です!」と言われても、困るんじゃないですか? え、何しよう、みたいな。不安なんだけど、みたいな。前にもメルマガで書いたけど、この間ね、廃鶏をもらってきたんですよ。3年ぐらい飼っていて、卵を産まなくなったから、あげるよと言われて2羽、もらってきたんですよ。で、うちの鶏小屋に放り込んで。で、天気のいい日は、ドアを開けて、その辺を自由に動き回らせているんですよ。っていうか、動き回れ、と思っているんですけれども。
 
この2羽、全く外に出ない。ドア、開いているんですよ。他の鶏は、外に出て、その辺を歩いて、夕方になったら戻ってくるんですけれども。この2羽、小屋の隅っこで固まって、じーっとしている。動けないわけじゃないですよ、餌や水のところまでは行くし、止まり木に止まっていることもあるんだから。なのに、外に出ない。完全に精神がやられてんな、こいつら、と思いましたわ。定年退職後の自由に戸惑うお父さん方を見る思いですよ。早いとこカレーにでもして、成仏させないと哀れだね。
 
なんか、その光景で良い句ができそうだけどね。夏木先生、どうですか。そういうやつ、次回のお題で。この場合、季語ってどうなるのかね。廃鶏って季語なの? それとも定年退職って、春の季語だったりする? まあ、いいや。そんな感じ。ま、自分が不快と思うことは、周りと関係なく不快であるし、あと、自由に慣れようよ、ってことですわ。天気が良いね! 日本晴れ! また明日。チャオ!
 
──【NEWS PICKUP】────────
 
スコットランド、独立への住民投票を実施するかも
 
まじか。すごいね。イギリス分裂か。ってか、ラグビーとかサッカーでも別の国みたいになっているし、どういう感覚なんだろうね、その辺。大日本帝国が太平洋戦争の勝利によって実現していたとして、そこから台湾や韓国が独立する感じ、だろうか。うちに来ているスペイン人も、カタルーニャはスペインじゃない、独立したい、とか言ってたし。大変だねヨーロッパ。なんか、日本って平和だね。
 
──【BOOK REVIEW】────────
 
「心屋流 ちょっと変わった夢の叶え方」
 
kindleの「今日の割引セール」みたいなやつで買いました。あれ、つい買っちゃうよねー。軽い感じの自己啓発。どうせ〜、やっぱり〜、をポジティブに言い換えるとか。楽しく、面白い本でしたよ。何かを変えたい人のきっかけになるのでは。「どうせ無理だ、やっぱり無理だった」みたいなのを、「どうせ出来るよ、やっぱり出来た」みたいに言う、とかね。全体的に楽しく軽い雰囲気なのが良いです。
 
──【おまけのはなし】────────
 
なんだかんだ言って、人間は群れの動物だし、共同体っていいよね、と再確認している今日この頃。大したことじゃないんですけど、土日に近所の子連れ家庭と集まって、あとフリーの大人も集まって、適当に昼飯を自炊して食べる、ってのをやっているんですが、なんかすごくイイ感じで。家族と知り合いの中間、みたいなやつ。これは人としてあるべき姿だよな、と本能的に感じますね。
 
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