和噺

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ユンボの噺

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        和噺   
                         R1/10/08
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おはようございます。僕です。昨日はユンボで、前から話していた沢の修理をしましてね。久しぶりに、がっつりユンボ仕事をしましたわ。無事、詰まっていた岩を取り除きましたので、これで大雨が来ても大丈夫でしょう。なんかデカイ台風が週末に来るみたいですからね。一応、消え去るように願っておきますよ。
 
さて、普通にユンボユンボと話していますが、一般的にはショベルカーと言いますね。ウィキを見たら、ユンボって、レンタルのニッケン登録商標なんですって。で、さかのぼれば、もともとはフランスのメーカーの商品名だとさ。へぇ。80へぇ。田舎のおっさんがユンボユンボって言ってるのが、フランス語だったとは。ユンボでカフェオレ飲んでたら、完全にフランス人ですわ。トレビアン。
 
先日、テレビで「ポツンと一軒家」を見ていたら、画面の中のおっさんは「ユンボ」と言っているのに、字幕は「ショベルカー」になっていて、あ、これは特定の商品名だからユンボって出せないんだな、と思いました。愛知県の山奥でアメゴを風呂桶で飼っていたおじさんの回。高知での放送は、ひょっとしたら何ヶ月か遅れているかもしれないので、東京あたりでは半年前ぐらいの放送だったかもしれませんが、7反ぐらいの田んぼを一人でやっている、元・保険会社の人の回。
 
いやー、あの人は凄いですよ。皆さんね、ポツンと一軒家を見ていても、何が凄いのか、どれは普通レベルのことなのか、よく分かっていないと思います。ですので、同じポツン系住民の僕が解説しますけれども、大抵の場合は、ただ普通に住んでいるだけです。ただそこで生まれ育ったから、住んでいる。それ以上の理由も無い。ま、普通だよね、という人です。
 
移住者系もいるけれども、今まで見た人は基本的に想像の範囲内ですね。そのぐらいなら可能だよね、と思う。前にメルマガでも書いた、横浜の写真スタジオの社長さんが愛媛の山奥でログハウス作り、とかも、よくやるなぁと感心はするけれども、想像の範囲内。
 
だけど今回の愛知のアメゴのおじさん、この人は凄いですよ。Uターンで実家に帰ってきて、それで、あの面積の田畑を管理しているっていうのは、ものすごい。所さんも林先生も全然ピンと来ていないけど、あのおっさん、やべえぞ。今までの人とレベルが違うぞ。まずね、田畑がキレイ。どれだけ手をかけているか、すぐ分かる。田舎の人の定番セリフとして、田畑を見ればその人の性格が分かる、みたいなのがあるけれども、本当、あの田畑を見ただけで、この人がどれだけ信用できる人か、ってのが分かる。
 
紹介しようと思ってググってたら、アマゾンプライムで見れますね。シーズン2の21話目です。7月放送だって。高知は3ヶ月遅れの放送みたいです。
 
あとね、もう毎回思いますけど、所さんも林先生も、物を知らなすぎる。この回でも、愛知のおじさんがユンボで杭を打ってたり、風呂桶でアメゴを飼っているのを、独自な使い方だね、みたいな、笑い半分、感心半分、みたいなコメントをするけれども、どっちも普通のことだからね! もっと言えば、この人はユンボのアタッチメントをハサミ型のにして、杭をつかんで打ち込むという、きちんとした普通のやり方をしているけれども、もっとワイルドに、通常バケットの平たい部分で打ち込むとかも、普通だからね! 
 
もうね、風呂桶のアメゴを笑っていたら、笑われますよ。田舎者が東京に来て「あはは、地面の下を電車が走っているだよ」と笑っていたら、笑われるでしょう。同じことだからね、風呂桶アメゴや、ユンボ杭打ちを知らないっていうのは。都会もんは物を知らんな、と思う。穴を掘るなんていうのは、ユンボの仕事のごくごく一部であって、ユンボはなんでも出来ますから。物を引っ張る、吊り上げる、岩を壊す、地面を平らにする、Wi-fiをハッキングする、空を飛ぶ、なんでもできる万能機械なんですよ。
 
さて。我が家にはユンボがあるのですが、このユンボ、どういう経緯で手に入れたのか説明しましょう。ま、僕のユンボは、うちを建ててくれた大工さんが、もともと持っていたもので、その大工さんのところに、親戚筋からより良いユンボが来ることになったので、今まで使っていたユンボが不要になった。で、買わんか、と押し売りされた、って感じ。ま、どうせ必要なものだし、価格も妥当だったから、別にいいんですけれどもね。2.8トンのやつで60万円だったかな。そんな経緯で買いました。
 
ユンボもピンキリですから、安いのだと20万円ぐらいから買えますよ。個人売買の場合が多いですけどね。田舎で人付き合いをしていれば、そんな話も普通に舞い込んできます。山奥暮らしだったら、1台持っておけば、何かと便利です。車が道を踏み外したら、ユンボで引っ張り。土砂崩れで道が通れなくなったら、ユンボで片付け。場所によりますけど、2トンぐらいの方が小回り効いて、使いやすいかもね。ただ、安全面で言えば、3トンぐらいの方が安定感があって良いと思います。ひっくり返らない。
 
あと、ユンボってメーカーによって操作方法が違うらしいですね。ヤンマー式とか、コマツ式とか、いろいろあるらしい。うちはヤンマーなので、僕はヤンマー式が染み付いていますから、ヤンマーのは手足のように運転できるけど、コマツは無理だと思う。なんで統一しないねん!と思う。
 
ユンボの操作って、そんな難しくないですから、丸一日やれば、結構、自由自在に動かせるようになると思いますよ。ほんと、手足のようになりますから。脳に新しい回路が作られる感じが楽しいです。あと、うちは私有地でやっているので、免許も何も必要ありません。法的に言えば、子供が運転していたって問題ないはず。たぶん。そうじゃないかな。そうだと思う。そうだといいよね。まちょっと覚悟はしておけ。
 
前も書きましたけど、これを説明なしに書いて、さだまさしの関白宣言だっていうのは、どれくらいの読者さんが分かるんでしょうかね。僕の感覚では6割ぐらいの方が分かってくれていると思っているんですけれどね。たぶんそうじゃないかな、の文脈では、僕はよく関白宣言を入れ込みますので、今後もよろしくお願いします。
 
ま、田舎暮らしで、ユンボの必要があるなら、買ってみてもいいと思いますよ。まずはレンタルで一週間ぐらい試してみても、いいと思うけどね。普通にレンタルしていますから。で、意外と需要があるのが、自分が貸し出し元になるレンタル業。あ、こういうのを言うと白タク的な違法行為かもしれないから、夢の話と言っておきますけど、こんな山奥に住んでいると、近所の人からちょっと貸して欲しい、みたいに言われることがあるわけですよ。大雨の後の修復作業とか。で、意外と良い収入になる。
 
周りにユンボを持っている人がいないなら、必要あったら割安で貸しますよ、なんて言っておいたら、結構、元が取れちゃうんじゃないの、とか思う。はい、夢の話ですよ。夢の中へ、夢の中へ、行ってみたいと思いませんか、ウフッフー、ですよ。ではまた明日。お元気で。チャオ!
 
──【NEWS PICKUP】────────
 
手取り16万円のワーキングプアの人の話
 
手取りが少なくて生きているだけで精一杯、みたいな話。この記事の話じゃないけど、手取りが少ないから日本終わってる、みたいなツイートに対して、ホリエモンさんが、終わっているのは日本じゃなくてお前だ、みたいなやりとりが世間を賑やかしていましたね。
 
単純に都会は家賃が高いから、田舎に来た方がいいですよ。あと、田舎は税金を投入されていますから、個人で考えた場合に、得なんですよ。納税が50万に対して、投入される税金が500万円とかね、一人当たりで。そんな感じ。そりゃ、都会にいる方が疲弊しますよ。
 
あと、僕はそもそも、一人で生きられる人間っていうのは多くないと思っているので、個人化が進んだ社会では、貧富の差が激しくなるのは当然で、ワーキングプアの人が出てくるのも当然です。田舎に行くことと、もう一つは、仲間や友達や家族を増やすこと、集団の一員になることです。自立を促進するっていうのは、違う方向。人は自立できない、自立とは幻想である、ってのが僕の考えです。
 
──【おまけのはなし】────────
 
今更だけど、ニンテンドースイッチを買おうかな。マリオカートやりたいよね。あと、周りでスマブラをやっている人が多いから、やろっかな、みたいな。スマブラやったことないけどね。何が面白いの、ソフト? ドラクエやれるんだっけか? 買おっと。
 
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