和噺

まぐまぐで配信中のメルマガ「和噺」の過去ログです

日本一の米の噺

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
        和噺   
                         R1/09/11
───────────────────
 
うちの集落でも、米の収穫が始まりました。高知県の早い地域では、7月ぐらいから収穫するところもあるんですけどね。高知の海岸沿いの暖かい地域では、二毛作をやっていますから。あれ、二期作っていうんだっけ。1年に2回、とるやつ。2月に植えて7月に収穫、8月に植えて12月に収穫、みたいなサイクルで2回、収穫する地域もあります。
 
まあ、うちの周りは普通に1回しか収穫できないので、5月から6月に植えて、9月から10月に収穫します。僕の住む集落は、お米が美味しいんですよ。お米の食味コンテストってのがあって、それで2回、近所の人が日本一になっています。
 
普通、お米ってのは寒いところの方が美味しいらしいので、新潟とか(それこそ魚沼とか)、東北とか、あっちのお米が、大抵「美味しいチャンピオン」になるんですよ。西日本でチャンピオンになったのは、うちの集落が初めてなはずで、2回とったってのも唯一だと思います。
 
何が良いのか、って言えば、そりゃ農家さんの栽培技術が良いってのはもちろんなんですけれども、まずは水と気候なんですよね。キレイな水。基本的に、下流に行けば行くほど水は汚くなりますから。いくら浄化しているとはいえ、家庭排水とか工場排水も、河川に戻りますからね。下流の人は、それを再利用するわけですから。
 
汚い話ですいませんが、上流の人のトイレや風呂や台所の排水を、浄水場でキレイにして川に戻したのを、下流の人はまた水道として使っているわけですよ。いや、キレイですよ。キレイなんだけど、雑菌とかいないだろうけど、トイレの水じゃん、と思う。もともとは、うちのトイレの水が、台所の排水が、下流でまた使われているわけじゃん、と。
 
ちなみに我が家は最上流。ま、沢水ですから、さらに上流でキツネやタヌキがトイレをしているかもしれませんが、人間はいないはず。農地も無い。一応、気分的には最高にキレイだろうと思って飲んでいます。
 
米ってのも大抵は、下流で作っているんですよ。平地は下流にありますから。川の水を直接、田んぼに入れて稲作をするわけですが、ぶっちゃけ、水が汚いです。「飲める水」で稲作をしているところなんて、0.1%も無いんじゃなかろうか。うちの近所だと、飲める水で作っているところがいっぱいあります。キレイな水で作るから米が美味しくなるっていう、当たり前といえば当たり前の話ですね。
 
あとは、気温の寒暖差ね。山だから、昼と夜との寒暖差が激しい。これが米に適度なストレスを与えて、美味しくするらしいですよ。朝に霧がかかって、これまた適度な水分補給を葉っぱに施す、とかね。あるらしい。ま、一言で言えば気候が良いってことですよ。美味しい米ができる気候がある。こういうのは、人間の力ではどうしようもないことですからね。ともかく、水と気候が良い、美味しい米の産地であるってことです。
 
なのに。だのに。うちの周りでも耕作放棄地が増えてきている。米作りをやめちゃう農家さんが出てきている。採算が取れないから、らしいですね。農家さんが米を売る時の価格が、1キロ300円。棚田でこの価格だと、ほとんど利益が出ない。時給換算だと、最低賃金を下回るかもしれない。どうにかして、高く売らないといけない。
 
ブランド化事業もやっているんですけどね。海洋深層水とか撒いたりして。販売価格で、キロ800円ぐらいかな。でも販売業者とかに中抜きされるから、農家さんの手取りは、それほどでもないらしいけどね。美味しいのは間違いないので、よかったら買ってください。「天空の郷」っていう名前。検索すれば出てくるよ。
 
まぁ、僕はうちの周りの田んぼが放棄されていくのは、なかなか嫌なものがあるので、ちょっと何とかしたいなと思いまして。調べたら日本で一番高価な米が、魚沼産のなんたらかんたらとかで、1キロ2000円ぐらいするらしいんですよ。1キロ2000円で売れたら、みんな米を作るし、都会に出て行った人たちも戻ってきて米を作るからね。うちの集落の米は、品質的には劣らないと思うから、さて、どうしようかと考えた。
 
で。中国だな、と。中国の富裕層向けに、1キロ2000円で米を売りたい。日本産っていう安心感、信用は強いし、言っちゃ悪いけど、新潟や東北の米産地は、海外的には福島に近いからイメージが悪いんですよ。新潟産は、中国向けに輸入OKになったらしいけど、東北はまだ輸出ダメみたいだし。となると、今、中国に輸出できる米の中でナンバーワンの品質があるのは、うちの集落ではないのか、と思ったので。そしたら、日本一高い米ってことで、キロ2000円、いけるんじゃね?と思った。
 
ってことで、ただいま米の輸出について勉強中。農水省が用意してくれた、こんなホームページとか読んでいる。
 
香港もいいよね。北京は小麦文化だと思うから、香港、上海、シンガポールとか。なんか、その辺の知識ある人いたら教えてくださいな。あと、金持ちの華僑を紹介してくださいな。来年度は、農業生産法人を立上げて無農薬で10ヘクタールぐらい作ろうと思っているので、数人の労働力も欲しい。世界一の米を作りたい人がいたら、移住して米、作らない? お誘いです。諸々の連絡は「メルマガに返信」で僕に届きます。ではまた明日。チャオ!
 
──【NEWS PICKUP】────────
 
大臣、いろいろ変わるってよ
 
19閣僚のうち17人が交代で、小泉進次郎さんが環境省ってニュース。素人考えだけど、大臣ってコロコロ変えない方がいいんじゃないのかな。みんなに満遍なくポストを、みたいな考えなんだろうけど。「大臣経験者」でハクをつけさせてやりたい、って気持ちなんだろうけど。同じ人が、ずっと一つのことを専門的に大臣として率いた方がいいんじゃないの?と思う。
 
──【BOOK REVIEW】────────
 
『女ふたり、台湾、行ってきた』
 
この間、台湾行ってきたし、Kindle Unlimitedにあったので読みました。台湾でマンゴー食べて、コスプレして写真撮って、夜市で食べ歩きして、お茶も飲んで、みたいな旅行記。軽く読めました。台湾に興味ある人、予習のつもりで読んでみていはどうでしょう。近いからね、3時間で行けるからね。楽しいですよ、台湾。
 
──★バックナンバーはこちらから───
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━