和噺

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キツネと犬の噺

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        和噺   
                         R1/09/06
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最近は毎朝、その日のメルマガを書いていたんですが、今日(金曜日)は朝っぱらから用事があるので、これは昨日(木曜日)の朝に、「オーディオブックの噺」を書いた後に書いています。ただいま午前6時30分。おはようございます。昨日の僕です。
 
たまにこうやって2日分を連続で書こうとか思うけど、やる気がなくなるね。出涸らしですわ。二番茶ですわ。薄カルピスですわ。そりゃ、理想で言えば毎日毎日、ちょっと違う方向から物事を分析したような文章とか、ハッと考えさせられるようなこととか、そういうことが書けりゃいいけど、無理だよねー。たまには、こういう中身のない、だらけた回があってもいいよねー。週6ぐらいあってもいいよねー。
 
何を書こうとも決めていないうちから言っておきますが、今日の話は中身、特に無いですよ。雑談ですわ。さて、どんな雑談をしましょうか。
 
昨日の夜、皆さんからすれば一昨日の夜ですが、うちの息子がキツネを見たと言ってきました。ちなみに息子は小学校3年生ですが。夕方、ニワトリ小屋に生ゴミを持って行ったんですよ。ニワトリ小屋は、うちからすぐ見えるところにあります。歩いて30秒、走って10秒、車では行けない、そんなところにあります。
 
で、ニワトリは夕方、小屋の周りをうろついていたんですね。そこに、キツネがいたから追っ払っておいたよ、と息子が言ってきました。まだ明るいうちからキツネが出現したか、と驚いたんですが。以前にも、昼間にニワトリが襲われた形跡がありましたからね。
 
ちなみに、ニワトリは最初、十数羽いたのですが、人にあげたり、また他の人にあげたり、キツネに食われたりした結果、4羽まで減ったんですが、最近2羽、ニワトリをもらってきて、今は6羽になっています。
 
ニワトリを貰ってくれないか、と言われることもあるんですよ。というのは、卵をとるために飼っているけれども、自分で殺して食べるのは嫌だという人は結構いるんですよ。だから、2、3年たって卵を産まなくなったニワトリは、貰ってくれないかと言われることがあります。そんなこんなで2羽もらってきましたので、現在は6羽いるということです。
 
台風の関係から、なんかこの先、数日は雨が続きそうですから、ニワトリも小屋から出さずにおこうと思いますよ。出してキツネにやられても嫌だしね。
 
さて。まあ、キツネを追っ払ってくれた息子は良い仕事をしてくれたのですが、問題は犬ですよ。ニワトリ小屋の横にいる犬ですよ。犬、お前、何をしていた? キツネがお前の横、5メートルほどのところにいただろう? その時、お前は何をしていた? ワンとも聞こえなかったよな、この野郎。
 
この犬、というか犬の皮を被った羊ですわ。臆病なんですよ。負け犬の遠吠えとはよく言ったもので、敵が遠くにいるときには、よく吠えます。ワンワンと吠えます。だけど、いざ敵が近くに来たら、尻尾を巻いて(本当に尻尾を巻く!)大人しくなるんですわ。チキンですわ。ニワトリよりチキン野郎ですわ。
 
僕はね、昔、犬を使ってヤギを小屋に入れよう、と画策したことがあったんですよ。まあ、今思えば、それはシェパードの仕事であって、ラブラドールレトリーバーの仕事ではないのですが。放牧していたヤギを追って、うまく小屋に入れるっていうやつ、テレビで見たことあるでしょ。ふしぎ発見とかで見たことあるでしょ。あれをやってみたくて、犬にヤギを追わせようと思ったんですわ。
 
ヤギがいくら強かろうとはいえ、犬ですよ。草食獣と肉食獣ですよ。犬がヤギを食べることはあっても、ヤギは犬を食べませんからね。食う側と食われる側ですから。遺伝子に規定された力関係ですから。ヤギも本能的に追われて逃げるだろうと思ったんですが。いやぁ、向かってくるね、ヤギ。逃げるね、犬。何だこりゃ。僕の羊飼いの夢は、はかなくも消え去りましたよ。羊じゃなくてヤギだけど。
 
まあ、ヤギにも負けるチキン犬野郎ですから、そりゃキツネが眼前にいたら、見て見ぬ振りをするのもガッテン承知の助ですよ。っていうか、うちの犬、猫にも負けているからね。犬の方が、ガタイは10倍ぐらい大きいんだけど、猫にパンチされて逃げていくからね。っていうか、たぶんニワトリにも負けているからね。
 
昼間、自由に動いているニワトリが、日陰を求めたのか犬小屋にいることがあるんですよ。で、家を追い出された犬が悲しげな目で佇(たたず)んでいることがあるんですよ。お前、ニワトリにすら負けるのか、と。犬だろう、と。お前のドッグフードはチキン味だろうが、と。手羽先の残りの骨とか食べているだろう、と。今、お前の家に居座っているのは、あの手羽先だぞ、と。思うんですが、まぁ犬の皮を被った羊ですから。
 
今の時代、犬は番犬というよりも、ペットだからね。そりゃ、吠えない方がいいし、心やさしい(と人間が思える)方がいいし。なんか、延々と犬に対する愚痴を書いたけれども、愛犬家の方から悪く思われそうだな。嘘です、嘘。フィクションね。犬、超好き。どうです、こんな感じの雑なフォロー。
 
あ、僕はね、動物好きじゃないんですよ。じゃあなんで飼っているんだと思われそうですが、それは順番が違うのであって、飼ってみて、うん、好きじゃないな、と思ったんです。東京生まれ東京育ちなもので、大人になるまで金魚以外飼ったことなかったんですけどね。別に、猫や犬を「飼いたい」とも思っていなかったんですけど、経験がないから、逆に「飼いたくない」とも思っていなかったんですよ。動物に対して好きも嫌いも全く無かった。
 
で、猫と犬とニワトリとヤギとヒツジを飼ってみた結果。うん、動物、そんなに好きじゃないな、と。話が通じないし、臭いし、虫が周りにたかっているし。ただ、使えるとは思っています。便利な道具です。ヤギは草を処理して、猫はネズミをとって、ニワトリは生ゴミを処理して卵を産んで、犬はまぁいいや。動物は、そんなに好きじゃないけど、必要だから飼っている、って感じのスタンスかな。って書くと、また反感買いそうだから言っておきますね。嘘です。動物、超好きです。犬かわいいです。
 
──【NEWS PICKUP】────────
 
斜めの横断歩道で事故が減る
 
横断歩道を、ちょっと斜めにすることで、歩行者を見つけやすくなって事故が減るそうです。こういう風に、超当たり前のことで改良できることって、いろいろありそうですよね。人間の本能的には、少し「ずれている」方が、違和感があって気付きやすくなるんでしょうね。
 
──【BOOK REVIEW】────────
 
新白河原人』 守村大 著
 
山を切り開き、ログハウスを自力で作ったりしている漫画家さんのエッセイ。全く田舎暮らし経験の無い中からの、試行錯誤の生活描写が面白いです。漫画家さんだから、絵が上手い。漫画ではなく、挿絵ありのエッセイという感じです。山を切り開きたい方の、良い指南書になると思いますよ。1名様にプレゼント。メルマガに返信で応募してね。
 
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