和噺

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獣害の噺

獣害についての質問をいただいたので、答えるよー( ´∀`)
 
田舎ですからね、動物はいます。我が家は商業的な農業はしていないので、野菜を食われるとか、田んぼを荒らされるとか、そういった害は無いんですよ。一番は、ニワトリとか子ヤギを喰われることかな。犯人は、野犬、キツネ、イタチ、その辺でしょう。あと、カラスもやばいね。カラス、子ヤギを襲うからね。
 
そんな獣害対策としては、うちはニワトリ小屋の横に犬小屋を置いておく、ぐらいです。これで、キツネやイタチの被害は防げていると思う。ニワトリの被害があったのは、長期旅行するときに、犬を人に預けていて、ニワトリは友達に世話をお願いしていたとき。犬がいないからって、キツネあたりがやってきたんでしょうね。ニワトリ全滅。ってことがありました。逆に言えば、犬の効果はアリ。
 
それと、これは最近の話ですが、ニワトリを小屋から出して放し飼いにしていたんですよ。家の周りをニワトリがウロウロしたら、ムカデとかが少なくなるかな、と思って。余談ですが、我が家のパトロールを長年(9年)担っていた猫が、寄る年波には勝てず、パトロールをサボるようになってきたんですよ。最近は軽トラの荷台で日向ぼっこしているだけ。猫の衰えに比例して、虫が増えてきました。で、新猫が来るまでのつなぎとして、ニワトリパトロールをしていたんですね。
 
そしたら、1羽、2羽、夜になっても家に帰っていない奴がいる。野生に返ったのかな? とか思っていたんですが、家の近くでニワトリの羽が散乱しているのを見て気付きました。喰われたな、と。多分キツネ。家からほんの20メートルぐらいの場所でしたよ。これも犬小屋とは逆方向の場所だったからね。
 
じゃあ犬を放し飼いにしたらいいじゃん、と思うでしょうが。うちの犬が馬鹿野郎で、ニワトリのフェンスを破壊するんですよ。ニワトリ小屋の周りに、ニワトリの庭として、網をぐるりと張って囲ってあるんですが、犬がその網を遊びで噛みちぎる。だから、繋がないといけない。ニワトリの網を破壊しないなら、フリー犬にしていてもいいんですけどね。
 
あと、犬はキツネは追っ払らうからいいんだけど、野犬に対しては、こいつ、仲間ですからね。一度、野犬に種付けされて子犬を生んだことがありました。ある朝、うちの犬が子犬を生んでたんですよ。5匹。全然、気づかなかった。ビックリしたね。まあこれも一応、獣害に入るかな。犬はやられた(犯られた)けど、ニワトリはやられ(殺られ)なかった。「私の身体はどうなってもいいけど、あの子(ニワトリ)たちには手をつけないで!」とか、そんなことがあったんじゃないのかね。
 
余談ですが、その子犬たちは育てたい人に引き取ってもらって、そのうち1匹が、大阪のお医者さん一家に引き取られて、セレブ犬としてすくすく育っています。トリマーとか行って、歯磨きとかもされてんぞ、あいつ。まあ出世したもんですわ、四国の山奥の、野犬の遺伝子が。ちなみに、野犬は黒ラブなんですよ。数匹の、黒ラブの群れがもう何年も徘徊しているんですよ、うちの集落の山の中を。で、うちの犬もラブだから、結構、純血のラブが生まれたんです。そんな生まれなんだけど、見た目はすごくセレブ犬です。
 
ま、そんなところが、我が家の獣害の話。で、我が家の近所の一般的な農家さんは、どうかというと。
 
うちの周りは棚田地域なのですが、獣害といえば、イノシシとシカです。特にイノシシ。米が実る時期になると、山からやってきて、田んぼを荒らして回ります。イノシシが歩き回ったら、米が倒れて収穫できなくなります。一頭のイノシシが、一晩で100万円ぐらいの被害を与えることもあるんですよ。
 
なので、うちの集落では、すべての田んぼをフェンスで囲うという、力づくの解決策をとりました。高さ2メートルぐらいの金属製のフェンス。これを延々と、たぶん10キロメートルぐらい立てて、集落の田んぼを丸ごと囲うんですよ。集落ごと、囲う。これによってイノシシの害は、かなり減りました。100%ではないけどね。というのは、県道とかは封鎖できないし、川も封鎖できないから、そこから入ってくる奴が少しはいるんですね。でも、格段に減ったとは聞いている。効果はあるようです。
 
ただ、このフェンス、メンテナンスが大変です。草を刈らないと、ツタとかが絡んで、どんどんフェンスが傾いていく。また、フェンスの近くの木を切りたい場合、一度、フェンスを外して木を倒さないといけないとか。あと、山に入っていく小さな道とかは、このフェンスによって塞がれてしまったものも多いですから、山にシイタケのホダ木を置いている人とかは、不便していると思います。
 
それに、大雨のときに沢が溢れて、フェンスをなぎ倒していったりとかね。年に1回ぐらい、そんなことがあるので、その補修作業とかも大変です。まあ、でも今のところは何とかフェンスのメンテナンスも行われ、役に立っていると思いますよ。
 
そういうフェンスでイノシシやシカは防げるけど、無理なのはサルね。サルはやべえ。賢いし。幸いなことに、我が家の近くにはサルはいないんです。北に10キロぐらい行くとサルの生息地域になって、そこの農家さんは大変らしいですよ。田舎だと、ほんの数キロの違いで、あっちは動物の被害があるけど、こっちは無いとか、そういうこともあります。
 
今、増えているのはシカね。これは東の方からシカの群れが拡大してきていて、僕の予想だと、あと数年すればうちの近くも、シカの群れに取り込まれるかもしれない。そうすると、山の下草がすべてなくなるほど、自然を破壊しますからね。シカ。ま、シカも自然の一部なんだけど、そんなこと言い出したら、人間も自然の一部ですからね。ま、シカの拡大はやばいですわ。ガチで減らさないといけない。
 
どこの田舎でも需要があると思うのは、猟師さんね。身体が元気で猟師に興味があれば、ぜひやってみることをお勧めします。冬季限定の仕事だけどね。有害獣駆除の申請をすれば夏でもやれるけど、普通は冬だけの活動です。イノシシやシカをとったら、どこの田舎でも喜ばれると思いますよ。猟師の世界は超高齢化が進んでいるから、若い人の参入が求められます。
 
山賊ダイアリー』って漫画があるけど、興味ある人は読んでみたら。面白いですよ。狩猟をするなら、倉庫とかの解体できるスペース、そして軽トラがあればいいね。山賊ダイアリーの人はスクーターだけで猟師しているから、すげえなと思う。
 
僕は狩猟免許は持っているけど、いろいろ忙しくて猟をする暇が無いね。ときどき頼まれて解体を手伝ったりはしますけど。罠をかけても、2、3日に1回は見回らないといけないし、そういうのにかける時間がないから、やっていない。箱罠があるから、それをちゃんとメンテナンスして、イノシシの1匹ぐらいは取るかなーと、例年思っているけど、その罠も草に埋もれたまま夏を迎えています。
 
そうだ、ヤギを飼っていると、その近くはイノシシが来ませんね。なぜか分からないけど。だから、畑の近くにヤギ小屋を作ればイノシシ避けにはなるだろうけど、ヤギが脱走して野菜を食うリスクはあります。ヤギによる獣害は、うちは時々あります。果樹を食われたりね。うちのヤギに。