和噺

まぐまぐで配信中のメルマガ「和噺」の過去ログです

英語の噺(その1)

前にちょっと書きましたが、我が家ではホームステイを受け入れています。

そもそも何故、そんなこと始めたのか。まぁ、我が家の敷地は10ヘクタールあるんですわ。3万坪。東京ドーム2、3個分あります。そのほとんどは山林ですが、2ヘクタールほどは棚田の跡地です(数十年前までは棚田だった)。

そこの草刈りとか、維持管理のための作業を最初の2年くらいは1人でやっていたんですよ。で、気づいたんですわ。これは無理だな、って。広すぎる、って。

いきなり余談ですが、無理なく草刈りの管理ができる範囲って3反(1000坪)ぐらいかなぁ。このぐらいなら、無理なく楽しく維持管理できると思いますね。それ以上は、結構きつい。山林は別ですよ、あれは草刈りしなくていいから。草が生える面積、つまり「庭」の限界値は1000坪ぐらいだなと思います。

で。うちの庭。2ヘクタールだから6000坪か。無理だね。「あそこはうちの土地だけど、もう3年ぐらい行ってない」ってところ、普通にありますからね。草に埋もれて辿り着けない。この間も、何年振りかに草刈りしたところで、4メートルぐらいのサクランボの木を見つけてビックリしました。数年前に自分で植えて、完全に忘れているんですよ。よく育ったものですわ。

さて。そんな状況ですから、お手伝いが欲しい。だけど奴隷制度ってのはかなり昔に廃止されたみたいで、人間を買うこともできない。犬や猫は買えるけど草刈りができない。そんな時、近所の農家さんが「ウーフ」ってのをやっていると知りました。

ウーフ。WWOOF。農家さんを対象とした、滞在型ボランティアみたいなやつ。ボランティアしたい人(ウーファーという)は、受け入れ農家さん(ホストという)のところに滞在して、1日6時間ぐらいの労働をする。で、その代わりにホストは食事と宿泊の面倒を見る。

食事は一緒に食べてもいいし、材料だけ渡してウーファーに自炊してもらってもいい。宿泊も、どこか空いている部屋に泊まってもらってもいいし、別棟でも構わない。まぁ、その辺は確固たる決まりがあるわけじゃないですが、ともかく「労働」と「宿泊・食事」の物々交換、ということです。お金のやり取りは、一切ない。

これの良いところは「ワーキングビザが無い観光客でも、お金の心配なく長期滞在できる」ってことです。お金のやり取りをすると、就労になってしまってアウトだけど、物々交換ですからね。ちょっとグレーな気がしなくもないですが、一応、建前としては、観光ビザの人が勝手にボランティアをして、そしてこちらは泊めてあげている、ということです。

そういうウーフってのを近所の農家さんがやっていて、こりゃ使えるじゃん、と。よし、やってみよう。ならば、まずは人間が泊まるための小屋を建てなければ。ってことで、我が家の敷地内のイイ感じのところ(電気が簡単に引けて水があるところ)にセルフビルドで小屋を建てました。この小屋を建てる話は、いつかまた詳しく書きますわ。

で、ウーフってのを始めたのが5年ぐらい前だっただろうか。それ以来、ホームステイというか、労働してくれるボランティアみたいな人の受け入れをやっています。日本人も大歓迎なんだけど、大体は外国人ですね。日本の人は忙しいみたい。外国人は平均的には2週間ぐらい、長い人は3ヶ月も滞在していきました。それで草刈りとか薪割りとかを手伝ってもらう。

このボランティア受け入れをしてから、仕事はそこそこ進むようになりましたね。「守り」の草刈りのみではなく、「攻め」の作業ができるようになりました。果樹を植えたりとか、木を切って森をイイ感じにしたりとか。そういう開拓作業。

自分一人では「守り」で手一杯だったのが、じわじわと、自然の侵食を押し返せるようになったのは、うちに滞在して手伝ってくれた方々のおかげです。

さて。ここまでは前置きですわ。こっから本題。英語の話、ね。

そんなこんなで我が家には大体いつも外国人がいます。昼ごはんも一緒に食べちゃったりします。必然、会話をするわけですわ。でも僕、もともとは、そんなに英語が話せなかったんですわ。

そりゃ学校に通っていたから、人並みには出来ますよ。ほんと、人並み。「大学入試頻出単語800」が、570ぐらいは分かるかな、というレベルです。最初は全然喋れなかった。そして聞き取れなかった。でも、どうにかして伝えないといけないわけですよ。「ここの草を刈って、それをヤギにやれ」を、なんとかして英語で伝えないといけないわけですよ。

「カット、グラス。ブリング、トゥ、ゴート。ゴート、ハングリー。」ぐらいですわ。身振り手振りを交えて、ね。そしたら何とか伝わる。そんな感じのコミュニケーションを5年ぐらい続けた結果。僕、英語、うまくなりましたよ。

で。本日お伝えしたいのは、英語がうまくしゃべれるコツ的なやつ。ほらー、メルマガぽいテーマでしょう。普通のメルマガって、こういう感じでしょう。「英語がうまくしゃべれるようになる5つのコツ」みたいな、ね。ライフハックでしょう。お役立ちメルマガでしょう。今の時点で全く「5つ」を考えていないですが、なんとかひねり出してみましょうか。

ひとつめー。イントネーションだね!( ´∀`)

日本語って、平坦な言語なんですよ。そして英語(特にアメリカ英語)って、アクセントやイントネーションを重視する言語なんですよ。

日本人ぽい英語で「マイ ネーム イズ タロー」っていうと、平坦でお経みたいになっちゃう。英語ぽくするには、マイとイズはすげー小さくていい、言ってるんだか言っていないんだか分からないぐらいでいい、重要なのは「ネーム」と「タロー」だから、「(ムァ)ネーム(ィッ)タロー!」ぐらい強弱をつける。

逆に考えてみてください。アメリカ人の喋る日本語って「ワターシは! アメーリカ人デェース!」みたいな感じで、強弱が強いでしょう。だから彼らの日本語は「下手」でしょう。日本語を上手に喋るためには「私はアメリカ人です」。ほら、音程が平坦でイントネーションが無いでしょう。こうしなきゃいけない。

つまり、英語をうまく喋るには「アメリカ人ぽく喋れ」ってことです。コントのアメリカ人みたいな感じでいいんです。表情とか身振り手振りも、それっぽくするんです。そうすると、すげー伝わります。とにかく大げさに、強弱をつけて喋れ。

先ほどから「アメリカ人」と書いていますが、なぜ「外人」と書かないのか。以前、ジャンヌダルクの話の時に書きましたが、うちに来る人の大半はフランス人なんですよ。で、フランス語って日本語と似ていて、音程が平坦なんですよ。フランス語には、あまりアクセントが無い。だから、フランス人の英語って、日本人の英語と似ています。

だからフランス人ぽく喋っても、英語はうまくならない。日本人にとっての英語って、アメリカ英語ですから。うまく英語を喋りたいのなら、心からアメリカ人になっているつもりで喋れ、ってことです。で、伝わらなければ「なんでお前、これが分からないねん」って感じで、相手に責任を押し付ける気持ちで眉をひそめましょう。その方がアメリカ人ぽいですから。

なんか「5つのコツ」とかいって1つしか書かないまま結構な長さになってしまったので、続きは明日にしましょうか。Good-bye everyone! See you tomorrow!   (°▽°)