和噺

まぐまぐで配信中のメルマガ「和噺」の過去ログです

ヤギとヒツジの噺

いやぁ、メルマガ読者のほとんどは死に絶えたかと思っていたんですが、意外と生き残っていますね。思った以上に生存確認メールをいただいて嬉しくなりました。こんにちは。みなさんいかがお過ごしですか。元気にしていますか。元気じゃない人は、仕事をやめましょうね。

さて、まず昨日のザーサイ豚肉麺の補足。どんなザーサイかとの質問をいただきましたが、普通に桃屋のザーサイですよ。てか、それ以外のザーサイってこの世に存在しているんですか? 手元の四季報によれば、モンゴルの奥地にある桃屋の巨大工場で世界のザーサイの97%が生産されているはずなので、そのザーサイです。

「ザーサイは塊で買っているのですが、どうしたらいいですか」とかいうご質問もいただきましたが、塊のザーサイとか見たことないからどうしたらいいか分かりませんので、それは窓から放り投げて桃屋のザーサイをセブンイレブンで買ってきてください。つまみのコーナーにあると思います。

そして、連絡事項をもう一つ。メルマガのタイトルが「都会育ちの田舎暮らし」のままになっているので、それを「和噺」に変更しようと、まぐまぐにメールを送ったんですよ。実はまぐまぐのメルマガのタイトル変更って勝手にできなくって、一々、メールで申請しなきゃいけないんですよ。で、送ったら「読者が混乱するやろが、メルマガ内で告知してからにせぇ!」と言われまして。なので告知です。

【告知】 タイトル変更します。「都会育ちの田舎暮らし」改め「和噺」にします。

これで告知したので、改めてまぐまぐにメール送りますわ。メルマガのタイトルが変更されてたら、あ、まぐまぐが仕事したんだなと思ってください。まぐまぐ社員ってこういう仕事をしてるらしいですよ。

それからもう一つ。以前、僕が使っていたメアドは、使っていたドメインの更新をてっきり忘れており、時空の狭間に消えたようです。なので、この9年の間に僕にメールを送っていただいたとしても、時空の狭間に生きるデジタル蟲の餌になっただけのようです。あしからず。( ´∀`)

で、そもそもなんでタイトル変更するかってことですが。なんか、もう田舎に暮らして、っていうか山奥に暮らして8年ぐらい経ちますからね、僕。田舎暮らしっいうのも、主観的には最初の1年ぐらい。すでにこれが日常ですから。また「都会育ち」っていうような若々しさも失いましたから。721歳ですから、僕。

また素っ頓狂なことを言い出しましたが。僕、自分の子供に721歳だと言い張っているので。この間、誕生日がきて720歳から721歳になったところなので。嘘つきたくないんですよ、子供に! だからオフィシャルに721歳ってことで押し通しますので、よろしくお願いします。お付き合いください。

田舎暮らしの話もしますが、まぁその日に思いついた雑多なことを押し付けるスタンスのメルマガですので。「和噺」という新タイトルにします。寄席の無駄話のテンションです。ていうか、そもそも昨日も言いましたが「都会育ちの田舎暮らし」は9年前に最終回を迎えましたのでね。電波少年が「進ぬ電波少年」になったように、「都会盲ちの田舎暮らし」とかにしてもいいかなと思ったんですが、まぁ笑えるのは1回だけですからね。胸の奥に秘めておきました。大人ですから。721歳ですから。

で。メールで聞かれた中で多かった質問。「山奥で9年、何してたんや」系統のご質問にざっくりお答えしましょう。

まず、木を切って家を建てました。で、道とか作りました。果物の木とか植えました。その合間に家畜と子供の世話です。もうね、最近、職業を聞かれたら僕は「主夫」って言ってますわ。それが一番、近いといえば近い。ただ、我が家の敷地が東京ドーム2個分ぐらいあるんですよ。敷地内の川に普通に魚が住んでいたりしますよ。プライベートリバーですよ。

そういや、何年か前の話になりますが、僕が飼っていたヒツジが野犬に襲われたときは、あれ、僕が住んでいるのは日本だよね? モンゴルじゃないよね? 桃屋の工場も見えないし? とか思いましたよ。ヒツジが野犬に襲われるのを本気で心配しているのは、日本で僕ぐらいのものだと思いますね。モンゴルにはたくさんいると思います。

では今日の本題。ヤギとヒツジの違いについて。

まずみなさん、ヤギとヒツジの違い分かりますか? モコモコしていて、意識高いスーパーでは肉になって売られているのがヒツジですね。郵便を届けてうっかり食べちゃうのがヤギですね。

総務省の調査によれば、田舎暮らしをしたい人の38%がヤギを将来的に飼いたいと思っており、一方のヒツジは8%で遠く及びません。1位は88%で「アイマスクをした女子中学生を飼いたい」だったんですが、いくらなんでもこれを公表するのはアレだろうってことで大臣は調査結果の受け取りを拒否したらしいですね。時事問題も絡めていきますよ、大人ですから。(°▽°)

結論から言えば。ヤギとヒツジなら、まずヤギを飼うべきです。そして、それよりもまずは、ニワトリを飼うべきです。いきなりヒツジを飼って色々とやらかした私からのアドバイスです。

何があったか書こうと思いますが。いかんせん、もう8年前の話ですからね。713歳の頃の話ですからね、記憶もあやふやですわ。ちょっとカウンセラーに退行催眠かけてもらって思い出しますわ。

僕はね、その当時の夢として、果樹園の下でヒツジが草を食んでいる、という風景を作りたいと思っていたんですよ。なんか豊かな感じがするでしょう。ほら、僕ってイスラム教徒じゃないですか。イスラム教的な極楽をガチ信じているじゃないですか。最終的には我が家の上流に明治か森永を誘致して「乳の川」を実現しようとも思っているんですが。その第一歩的なこととして「果樹園の下で草を食むヒツジ」を実現したいと思っていたんですよ。今思えば、若気の至りですが。

まずねー。ヒツジって、高温多湿だとサクッと死ぬんですわー。ええ、死ぬんすわー。もう嫌で嫌で記憶を封じ込めていたんですが、さっきカウンセラーの退行催眠で思い出しました。ええ、死にやすいんですわー、ヒツジ。

あとね、ヒツジって臆病なんですよ。超チキン。いや、超シープ。人間が近づくとね、ビクッとして逃げる。幼児期に虐待されたんか!って感じの反応ですよ。だからね、扱いづらい。繊細。あと繰り返し言うけど、死にやすい。夏に熱中症になってサクッと死ぬ。

ヒツジって、群れで生きる動物なんですよ。海外の映像とかであるでしょう、何百頭とか何千頭とかのヒツジの群れ。アレがヒツジにとっての通常。1匹2匹で飼うと、あまりに数が少なくて、精神的に不安定になるんですよ。だから、もしヒツジを飼いたければ100頭ぐらいまとめて飼いなさい。1匹だけだと寂しくて死にます。ウサギは寂しくても死なないけど、ヒツジは死にます。まぁ、死ぬは大げさだけど、不安定にはなります。

英語のsheepって単複同型なんですよ。1匹でもsheep。100匹でもsheep。なぜなら、群れで飼うものだから。1匹という単位で扱うことを想定していないから、単複同型なんですよ。それに引き換え、ヤギ。ヤギは複数形が存在します。goatに対して、goats。だからヤギは1頭でも飼えます。精神的にも不安定になりません。

じゃあヤギを飼うことをオススメするかっていうと、そうでもない。ヤギを飼いたい人の多くが、そして僕もその中の一人だったんですが、「ヤギがいたら草刈りの手間が省けるなー」とかいう思いで飼うんですよ。ほら、なんかレンタルヤギみたいな商売あるじゃないですか。団地に草刈りヤギさんが来てほのぼのー、みたいな。心温まるニュースのやつ。ああいうの見て、ああ、ヤギって草刈りの役に立つんだな、とか思っちゃうんですよ。

ぶっちゃけ言って、そりゃ行政からすげー高い単価で下される草刈りの仕事に比べたら、ヤギの草刈りはコストダウンになるかもしれませんよ。もうバカみたいな高値で受けさせてますからね、草刈り。そりゃ、柵でぐるりと囲んで、小屋を設置して、ヤギを数匹放っても経済的にもとが取れますわ。

だけど、自分ちの草刈りだったら、もう自分でやったほうがはるかに早いし、楽。ヤギ、よく逃げるし。そして畑で野菜も食うし。あいつら、自分の仕事は雑草刈りだから野菜は食べないでおこう!とかいう職業意識は皆無ですからね。使えないですよ。所詮、畜生ですわ。

まぁ一番いいのはニワトリですよ。ほんと、お手軽。生ゴミは処理するし、卵は産むし、最終的には美味しくいただけるし。田舎暮らしを始めるなら、そして周囲に迷惑がかからない環境なら(ここ大事!)、ぜひニワトリをお飼いなさい。10羽ぐらい飼ったらいいですよ。余ったらご近所におすそ分けしたりして。

我が家にも現在、9羽のニワトリがいます。この間まで13羽だったんですが、4羽キツネに食われました。そんな生活ですよ。ヒツジを野犬に食われたり、ニワトリをキツネに食われたり。まぁ、こっちもイノシシとかシカを食ってるから、お互い様っちゃお互い様ですけどね。幸いにも、人間を食うような動物が周りにいませんから。生命の危機は感じずに、平和に暮らしている今日この頃です。